営業職をしていると嫌な経験をすることがよくあります。
確実に無理ってわかっているだろう要求をされる。
ただ挨拶に行っただけで怒られる。
営業職だからと下に見られて偉そうに指図される。
などなど、営業職で起こる問題を上げ始めるとキリがないほど出てきます。
そんな時には
「自分に営業力がないからなのかな?」
「自分じゃなくて違う人が行っていたらこの結果にはならなかったのかな?」
と思ったりしていませんか。
その考え方をしている時点で営業力の基礎の心構え。
「嫌われる勇気」をもつことができていません。
営業力のある人が必ずと言っていいほど持っている。
「嫌われる勇気」について本の概要を紹介し、営業職にどうやって生かすしていくのか。
を紹介します。
この記事はこんな方におすすめです
- 営業職でクライアントとのやり取りの際、怒らせたり不機嫌にしてしまわないか、いつも不安がある。
- 優秀な職場のスタッフと比べてしまい自分に自信が持てない。
- 苦手な人がいてその人との言動が気になり、関わり方でいつも悩んでいる。
この記事で解決できること・わかること
- 自分の伝えたいことを自信を持って伝えることができるようになる。
- 過去の失敗や未来への不安で凹むことがなくなる。
- クライアントに断られたとしても悩まずに気持ちを切り替えることができるようになる。
- 営業職の心構えを持つことができる。
営業力の基礎が身に付く「嫌われる勇気」ってどんな本
結果の出せる営業職が持ち合わせている心構えで、営業力の基礎となっている「嫌わる勇気」の本についてを紹介していきます。
嫌われる勇気の概要
精神科医のアルフレッド・アドラーが作った心理学「アドラー心理学」を哲学者と若者の会話を通して分かりやすく要約してくれいる本になります。
2014年にはビジネス書ランキングで年間2位。
2015年には年間1位を獲得した名書です。
「人が幸せに生きるためにはどうしたら良いのか。」ということが本を通しての最大の目的です。
その中が幸せを感じられない原因の多くは「対人関係の問題」が多く、それを解決する心構えを教えてくれています。
嫌われる勇気の営業力に必要なポイント
嫌われる勇気で書かれていることは、「人生を幸せに生きるため」の対人関係の解消方法についてです。
この対人関係の解消方法が営業職にとってとても大切な考え方となっています。
全体の構成を大き分けると5部構成になります。
その中でも営業職が営業力を身につけるために確実に必要な2つのポイントについて紹介します。
課題の分離
1つ目が「課題の分離」という考え方です。
今起きている現象や問題は誰の課題なのかを常に考えるということです。
よく使われるイギリスの例え話があります。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
つまり、水を飲まないと馬が死んでしまう場面だったとしても、あなたができることは「水を持っていくか」「水辺につれていくこと」だけです。
そこで、水を飲むかどうかは馬次第です。
あなたがどんなに「水を飲んでくれない」と嘆いてもどうしようもないということです。
目的論
2つ目が「目的論」です。
全ての結果には原因ではなく目的を見出す考え方です。
日本では「原因と結果の法則」と言われる原因論が有名です。
今起こっている問題は過去の自分がしてきたことが原因で起こっている。
という考え方です。
それに対して、「目的論」は
問題を起こしておきたいという目的があるから原因を作り出しているという考え方です。
分かりにくいので例えをお伝えします。
引きこもりの人がいます。
原因論では、「外に出ることが不安だから、外に出れない。」と考えます。
目的論では、「外に出たくないという目的があるから、不安な感情を作っている。」と考えます。
つまり、
原因論は「こうだから、できない」
目的論は「こうしたいから、できないことにする」
という感じです。
営業力の基礎「嫌われる勇気」がないとどうなる
では、嫌われる勇気を持つことができていない営業職はどうなってしまうのでしょうか?
自分の言いたいことが言えなくなる
自分と相手の課題に線引きができていないので、常に自分が提案する内容に不安が襲います。
これでいいのかな?
これで大丈夫かな?
と、他人の中に正解を導こうとするため、相手の顔色や返答次第で一喜一憂することになります。
そのため、どんなにいい提案資料ができたとしても不安になってしまうため、強気で営業をすることができなくなります。
過去の過ちや失敗に囚われてしまう
今の自分ではなく過去の自分のしてきたことが評価の基準になります。
そのため、何か新しいことを始める際にも、過去の過ちや失敗にばかり目をむけてしまい、前に進めなくてしまいます。
目的論的にいうと、「一度失敗してて、失敗するかもしれないから、できない理由を探して、できないことにしてしまおう。」
という感じです。
人と自分を比べてしまい憂鬱になる
十人十色で誰もが同じ人生の幸せや仕事の成功には向かっていないはずです。
しかし、子供の頃からの競争意識を芽生えさせる教育により、「自分は劣っている」「自分は優れている」と考えてしまいます。
昇進したい人と、平社員でいい人では働き方に大きな差が出て当たり前です。
しかし、アドラー心理学の考え方がないと、「目的地が違うことを忘れ、他人と比べ、他人の評価の中で生きる」ことになるため、とても憂鬱な気持ちになりやすくなります。
営業力をつけるために嫌われる勇気をどう使う
営業力を身につけるために、嫌われる勇気をどのように使ったらいいのかを紹介します。
自分の仕事と他人の仕事に役割分担をする
自分の仕事の役割と、他人の仕事の役割をしっかりと分けましょう。
舞台で劇をする際に、自分以外のセリフを勝手に話し出したらすごく違和感があると思います。
しかし、仕事の世界では多くの方が、自分がやるべき仕事と、相手がやるべき仕事の役割分担がわかっていません。
常に、今この課題は自分の物か、相手の物か判断する習慣を身につけましょう。
相手の対応の裏には常に目的があることを知る
何かあなたが提案をした時に、相手のとった反応にはそれをする目的があります。
あなたの営業資料を読んで大きな声で怒鳴って怒る人がいます。
その人は、大きな声と威圧で、あなたに反論させないように、その場をコントロールしたいだけかもしれません。
常に相手の行動の裏には目的があるので、提案を断られたからと言って落ち込む必要はありません。
相手を許せないんじゃなくて自分が許したくないと決めていることを知る
職場の中で許せない人などいませんか?
行動の1つ1つが気になって一緒にいる家で嫌な気持ちになるような人。
本当に生理的に無理な場合もありますが、一度相手の態度や対応でイラッとした経験から嫌いになっている。
などの場合には、あなたが相手のことを許したくない。という目的がある可能性もあります。
その人と仲良く仕事した方が上手く進むのか、今の疎遠な関係の方が仕事が上手く進むのか。
など自分の達成させたい目的のためにはどちらの方が上手くいくのかを考えて選択するようにしてみてください。
過去でも未来でもなく今に力を注ぐ
過去に起きた出来事は変えられませんし、未来になにが起こるかも誰にも分かりません。
ただ、唯一わかっているのは、あなたが今何をどうするのか。という選択だけです。
例えば、1億円の借金があったとしても、今を変えて過去の失敗に捉われず10億稼げれば過去の失敗は成功のための経験と捉えていると思います。
未来の目的を明確に描くことができていても、今の行動が伴っていなければ未来は違う形になります。
努力をして失敗しても成功しても、それまでの経験は無駄にはなりません。
大切なのは、今この習慣を自分の意志で決断している。
ということです。
営業力の基礎「営業の心構え」は「嫌われる勇気」の中にある
営業職にとって必要な営業力を形作る心構えについて紹介しました。
嫌われる勇気の心構えを持つことができれば、物事で一喜一憂したりすることが少なくなります。
私自信、この嫌われる勇気を読んだことで、安心して自信を持ち相手にプラン提案ができるようになりました。
購入するかどうか、契約するかどうかは相手次第。
それなら、自分にできるのは最高のプレゼンをするだけだと意識を開けることができるようになりました。
営業職はストレスのかかる出来事が多いです。
営業力の基礎をしっかり身につけて、課題を分けて目的を達成できるようにしていきましょう。
